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前書き

会長: 外園 千恵 

眼感染症を疑う症例に遭遇したときに、「何を検査したらよいのか?」「感染だろうか?」「治療を急ぐのかどうか?」など、迷うこと、困ることは少なくありません。第 83 回生涯教育講座は「眼感染症への対応」というタイトルで、感染に関する基本事項から各感染性眼疾患、非感染性ぶどう膜炎、感染と非感染の鑑別までを6名のエキスパートにご講演いただきます。眼感染症の診断は、推理小説に似ています。病原体ごとの特徴を知り、感染所見をよく見て考え、いくつかの傍証(検査所見)も合わせて犯人(起炎菌)が分かれば、治療はシンプル、抗微生物薬による効果を期待できます。眼科専門医志向者からベテラン眼科医まで、どなたでも積極的にご参加ください。眼感染症が得意分野となり、「感染症は面白い!」と思っていただけることを目指します。

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