


日本眼科医会第89回生涯教育講座
「近視のすべて」
オーガナイザー: 大野 京子(東京科学大)
近年,近視の増加は世界的な公衆衛生課題となっており,その理解と対策は眼科医療において極めて重要です。本講座では「近視のすべて」をテーマに,疫学・病態メカニズムから最新の進行抑制治療,教育・行政的取り組みに至るまで,第一線の専門家が包括的に解説します。栗原俊英先生には近視の病態機序を,柏井真理子先生には学校保健の視点からの現状と課題を,松村沙衣子先生には低濃度アトロピンの臨床応用を,五十嵐多恵先生には眼鏡とレッドライト治療の展望をお話しいただきます。さらに,生野恭司先生は病的近視の合併症,平岡孝浩先生はオルソケラトロジーの最新知見を紹介します。本講座が日常診療に直結する知見の整理と今後の方向性を考える一助となれば幸いです。
プログラム
第2日目
第1日目
敬称略
15:30~15:45 はじめに 大野 京子(東京科学大)
15:45~16:35 近視の疫学と病態メカニズム 栗原 俊英(慶應大)
16:35~17:25 学校保健における近視への取り組み 柏井真理子(柏井眼科医院/日本眼科医会)
※名古屋講座 今後期待される近視進行抑制治療 五十嵐多恵(都立広尾病院/東京科学大)
17:25~17:35 休 憩
17:35~18:25 低濃度アトロピン点眼の可能性と展望 松村沙衣子(東邦大・大森)
18:25~18:55 質疑応答
9:00~ 9:05 はじめに 大野 京子(東京科学大)
9:05~ 9:55 今後期待される近視進行抑制治療 五十嵐多恵(都立広尾病院/東京科学大)
※名古屋講座 学校保健における近視への取り組み 柏井真理子(柏井眼科医院/日本眼科医会)
9:55~10:45 病的近視の合併症 生野 恭司(いくの眼科)
10:45~10:55 休 憩
10:55~11:45 オルソケラトロジーによる治療 平岡 孝浩(筑波大)
11:45~12:15 質疑応答
12:15~13:10 まとめ
●東京会場はWebライブ配信のみとなります。現地開催はありません。
●日本眼科学会専門医制度の生涯教育認定事業として、新専門医制度に基づき以下の単位が取得できます。
c)眼科領域講習単位(聴講した講演ごとに付与される単位)
第1日目(土) 1.5 単位
第2日目(日) 2.0 単位
d)学術業績・診療以外の活動実績(学会出席単位)
0.5 単位
※ Web ライブ配信(東京講座)を視聴した方には、各プログラムを視聴されたことをログにて確認後、単位が付与されます(取得単位:当日参加と同じ単位数)。
Web視聴につきましては2025年 4月 1日~ 2025年 9月30日までの上限5単位の対象となります。
また、同じプログラムを違う方法で視聴されても、重複して単位の取得はできません。
●講座の詳細は「日本の眼科」10号 ~ 1号に掲載されています。